きこちゃん家

ウツ状態の「まぁちゃん」と引きこもりの「あっちゃん」の状態と、たまに揺らぐ「のんちゃん」の話です

突然始まるのね

きこちゃんです。

 

まぁちゃんの不安定状態は突然始まるんです。

普通にゴロゴロと きこちゃんの膝の上で寝転んでいたのに

ほんっと突然

「わたし、甘え方下手だから!」

と怒って部屋に籠もってしまいました。

 

どん

 どん

 

何かを叩く音がしてきます。

 

 

最近、のんちゃんが、

「きこちゃんは まぁちゃんのこと構い過ぎるんじゃないかな。それで不安定状態を助長しているんじゃないかな。」

と言ってたので、少しそっとしておいてみました。

 

まぁちゃんが不安定になったとき、たまたまそばに居た あっちゃんも音が気になったようできこちゃんのとこにきました。

「なんか音がするね」

「そうなんだよね」

 

 

そのうち、のんちゃんが「部屋へ行ってみようか」と言いました。

そうだね。たまには のんちゃんが行ってみるのもいいかも。

まぁちゃんは、きこちゃんにちゃんと甘えられなかったというところで、今不安定になっちゃったからね。

きこちゃんが行かない方がいいのかも。

 

そう思ったので、のんちゃんに行ってもらいました。

 

 

 

「なんともないって言われた」

 

 

 

 

あら。

簡単にあしらわれてきたようです。

 

しばらくすると、また

どん

 どん

音がします。

 

あっちゃんときこちゃんは顔を見合わせます。

どうする?

のんちゃんが、もう一度行ってこようか?

と言い出したので

ダチョウ倶楽部みたいに

「どうぞどうぞ」

とあっちゃん、きこちゃんは言いました。

 

 

 

 

のんちゃんは まぁちゃんの部屋に行きました。

「大丈夫?」

「なんともないから」

「なんで叩いたりしてるの?」

「もう叩いたりしません。すいませんでした」

こういう会話になっちゃった。だそうです。

 

 

 

 

やっぱり心配です。

きこちゃんは悩んだけど行ってみました。

ソラナックスを持っていきました。

 

 

「お薬飲もう」

顔を見せようとしません。

「お薬飲んだ方がいいと思う。飲もう」

布団をひっぱって顔をみました。

口を堅く閉じて薬飲みませんアピールをしてました。

 

んー、どうしよう。

でもこの状態は飲んだ方がよいと思うんだけどなぁ。

 

何度も何度も繰り返し言いました。

「お薬飲もう。」

わずかに飲んでもいいかもって気配がしたので、唇のとこに薬をいれました。

「水持ってきているから。飲む?」

と聞くと、なんとか起き上がって水を飲みました。

とりあえずミッション成功。

 

ただ、この状況は改善されそうにない気がしました。

声を掛け続けても状態が良くなる気がしません。

それでも、つい

つい、つい。

いろいろと声を掛けてしまいました。

そのうち、まぁちゃんは鉄壁の表情を作って

「大丈夫ですから、心配かけてすいませんでした」

と言いました。

 

 

 

そっか。

心をほぐすことは出来ないのか。

硬直したまま明日を迎えるのか。

 

辛いなぁ。

辛いだろうなぁ。

どうすることも出来ないのか。

 

 

あまり深追いすると良くないとさすがに思った きこちゃんは

自室に戻ってきました。

のんちゃんは・・・すでにいびきをかいて寝てました。

ま、いっか。

 

しばらくすると あっちゃんが心配して きこちゃんのところへ来ました。

「どうだった?」

「だめだった」

そっかー。

 

あっちゃんは優しく接してくれました。

このままだと きこちゃんが潰れちゃうよ。

無理しないでね。

優しい言葉をかけてくれました。

 

孤軍奮闘だーーー!

 

そう思って悲しくさえ思っていた今日。

そんなことないんだね。

あっちゃんも、のんちゃんもみんな心配して気遣ってくれてるんだね。

きこちゃんは一人じゃないんだね。

孤軍奮闘なんかじゃないんだね。

うれしい・・・。

 

ぴえーーーー。

 

 

 

 

あっちゃんも きこちゃんにとって、大事な大事な娘なんだからね。

元気でいてくれないと困るんだからね。

よろしくね。

 

 

 

 

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