昔っからキライなのよっ
ども、きこちゃんです。
思えば幼少のころからキライなのよ。
まあ、好きな人はそういないとは思うけど。
そう、歯医者。
ご幼少のころはあの「キーン」って音が大嫌いだった。
あの音がしない器具を開発すれば、それだけで歯医者嫌いが減ると思うんだけどなぁ〜。
でだ。
数日前に右上の仮歯が取れた。
一度取れ出すと何度も取れる。
なかなかその場に居座ってくれないものらしい。
どうぞそのままそこに固定されていてくださいまし、と思うのだが、どうもこの仮歯様はここにもう居たくないらしい。
ニーッて笑うと、右上に細めの一本不自然な歯みたいな物が見えると思う。
私は怖くて未確認情報。
なのにだ。
こんな状況下において、昨日、左下の治療中の歯の詰め物が取れてしまった。
もろい、もろすぎる。
もうちょっとがんばって欲しかった。
チョークの方が、もっと粘るぞ、きっと。
字書き石(白い石でコンクリの上でカリカリすると書けた)はもっと強いぞ。
くじけたり砕けたりしないぞ。
発泡スチロールだって…(以下自粛)
まあ、神経治療中の歯だから(神経取っている最中)、次の治療時に簡単に穴を復活させるようにしているから、こういう簡易な詰め物なんだとは思う。
それはわかるんだけどね。
右も左もがっつり噛めない状態の私としましてはね。
ひっじょーに困るわけですよ。(普通にね)
実は私、たまーに大好きな餅を食べたくなるんですよ。
この歯の状況を考えると、ふつーなら食べへんわ。
でも、駄目っぽいと思うと、無性にチャレンジしたくなるのが私。
で、結果これですわ。
何度も食べてるうちに、モチを杵でぺったんぺったんしている状態が左下の歯の上で行われた訳ですね。
で、気がついたら、歯が「んじゃ、私は臼の代わりをいたしますっ」って自主的に。
別にそこまで気を遣わなくてもいいのに〜。
ぽっかりと穴あいた状態復元。
ここは歯医者じゃないのよ。
自宅、じ・た・く。
で、結局のところ、口の中でふつーに噛み噛み出来なくなったので、仕方なく歯医者に連絡。
電話したら22時が一番最速で空いている時間ですけど、とのたまわれた。
行こうじゃありませんか、とにかく左下の歯が臼状態じゃまずいから。
神経取りきってないしね。
食べ物入っていかれると痛いでしょ?
考えるだけでウギャーですよ。
眠い目をこすりながら行ってきました歯医者。
さすがに年齢を重ねただけあって、あのキーン音は怖くない怖くない。
でも、歯医者さんの笑顔が怖い。
この歯医者、25時までやっているそうな。
身体おかしくなりませんか?
眠くて手元狂ったりしませんこと?
そんな不安は見事に無視され、イスの上へ。
まずは右上の仮歯を接着固定。
「はい、口あけてくださいね〜。」
(助手に)「スーパーボンド、スーパーボンドでつけるから」
スーパーボンド、ですか。がっつりとくっつきそうな名前ですね。
しばし削って微調整してからボンドをつけて、ギュ。
「はぁ〜い、しばらく噛んでいてくださいね、5分ほどで完全にくっつきますから」
はぁ〜い、じゃないですよ、先生。
なんか忘れてません?
いつもはガーゼだか綿だかを上下の歯の間に噛ませてるでしょ?
今日はいいんですか?
5分後に上下の歯がくっついてしまって口が開かなくなるとか、そういうオチはありませんよね?
不安だ
不安だ
不安だ
結局5分間、噛んではちょっと口を開け、噛んではちょっと口を開け、を繰り返してしまいました。
あー大変!
その間、歯医者先生は助手と後ろの方でなにやら打ち合わせ?していたのですが、いつもと違う声の低さ。
低音の魅力ってやつですか?(爆)
でもね。
治療台に戻ってきたときはいつもの声高で「はぁ〜い、○○さん〜」ときた。
あまりの変貌ぶりに、思わず5分間噛み噛みしていた疲れたアゴがショックで外れそうになりましたよ。
二重人格かいっ!
さて、その後は臼の役目を終わらせるため、チョークよりも脆い詰め物をまた入れてくださいました。
ま、私が間を開けずに治療に通っていれば、こんなことは起きないんですけどね。
まじめに通います。はい。